スイスのツークに拠点を置くジョンソン・エンド・ジョンソンのファミリー企業の地域本部であるOne J&J Zugは、21世紀のニーズに対応するために設計された最先端の施設です。現地チームは、従業員が仕事と協力を行う方法を施設がどのように向上させるか、およびそのキャンパスに3つのサステナビリティ認証をもたらした革新的な職場基準に焦点を当てています。
約2万3千平方メートルのその建物には、光起電性パネル、LED照明、および冷暖房を提供するために地下水からエネルギーを抽出する地下深部の熱交換器が付いた地熱ポンプが備え付けられています。リアルタイムのエネルギー消費モニタリングにより、チームは業務の環境に対する影響を管理および低減することができます。
「エネルギー消費を継続的に監視することで、その消費量の削減機会を確認することができます。これにより、エネルギーの使用を最適化し、その消費量を最小限に抑えられることに加え、毎日の消費データがZugの全従業員に提供されるため、エネルギーに対する意識向上を図ることができます」と、ZugキャンパスのファシリティリードのJorge Rodriguezが述べています。
スイスで最初の建物であるZugの施設は、エネルギーと環境設計におけるリーダーシップ(LEED)のグリーンビルディング評価システム™における最高レベルの認定であるプラチナレベルのLEED認定を取得しました。この評価システムは、米国グリーンビルディング協会による高性能ビルディングの設計、建設、運用に関する認定プログラムです。また同キャンパスはスイスに拠点を置くMINERGIE®とGreen Propertyを通じて認定を受けています。Zugは、LEED認定を受けた世界20カ所のジョンソン・エンド・ジョンソンの建物の1つです。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの持続可能な設計と建設に関するポリシーでは、費用が500万米ドル以上のすべての改築プロジェクト、および世界各国のジョンソン・エンド・ジョンソンの企業が所有またはリースするすべての新築の一戸建て施設には、設計と建設にサステナビリティを組み込むことを要求しています。このポリシーは、2020年までに世界の温室効果ガスの排出量を2010年の水準より20%削減し、2015年までに現場のクリーンエネルギーまたは再生可能エネルギーの容量を50メガワットに増やすためのより広範な努力の一環を成すものです。
その革新的な取り組みは予想以上に成功を収めています。2013年に、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、4年連続でCDP(正式名:カーボンディスクロージャープロジェクト)リーダーシップインデックスに選定されたことに加えて、S&P 500社におけるCDPのヘルスケアセクターのリーダーに認定されました。
「ジョンソン・エンド・ジョンソンの気候に優しいエネルギーポリシーは、私たちが業務のエネルギー効率を向上させ、できる限りクリーンエネルギーや再生可能エネルギーを利用することで、継続的に炭素排出量を削減するための指針を与えてくれます。私たちはこのポリシーに基づき、プログラムを策定し、この重要な公的調査において高い評価を受けることができました」と、ジョンソン・エンド・ジョンソンのグローバルエネルギー担当ディレクターのJed Richardsonが述べています。
さらに、サプライヤーにはCDPのサプライチェーンプログラムへの参加を奨励して、エネルギー効率の向上や温室効果ガスの削減の取り組みを広げています。ジョンソン・エンド・ジョンソンが働きかけた非常に多くの人々が協力してくれています。
「ジョンソン・エンド・ジョンソンは、人々の健康は良好な地球環境があってこそと考えており、エネルギー効率の向上、環境フットプリントの低減、革新的な取り組みに関するパートナーシップに継続的に進めています。私たちは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの信念とコミットメントを共有してくれるサプライヤーと協力していきたいと考えています」と、ジョンソン・エンド・ジョンソンの環境・健康・安全・サステナビリティ担当バイスプレジデントのBrian Boydは述べています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの「Healthy Future 2015」では、自分たちの業務が環境に及ぼす影響を低減することで地球を保護するという、弊社内で脈々と受け継がれてきた考えを基盤とすることや、サステナビリティを取り入れているサプライヤーと提携することを目標としています。