未承認薬のコンパッショネート使用(CU)の申請に関わる決断は、どの企業も直面することのある難しい問題のひとつです。倫理的かつ患者さん中心の決断をする長年にわたる取り組みを強化するため、ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメントはNew York University(NYU)School of Medicineとパートナーシップを組み、CU申請評価の補助となる、独立した意見提供を受ける初のプログラムを開始しました。このパートナーシップは、米国でまだFDA承認を受けていない治験薬の使用申請に対する評価をこれまで以上に慎重かつ倫理的、公正に取り扱うための試みです。
NYUは独立してCU申請を検討し、外部からの客観的な推奨事項をヤンセンに提供するため、新しいコンパッショネート使用諮問委員会「CompAC」を立ち上げています。CompACは国際的に認識されている医療専門家、生命倫理学者、患者代表の合計10人からなる外部団体で構成されており、
世界中の患者さんから寄せられる各申請に対する推奨事項を検討します。治験薬はまだ開発段階にあり、通常は供給が限定されています。委員会の慎重な熟考と、委員会の独立した検討に基づく推奨事項を通じて、各申請に対して最終的な決断を下すヤンセンの医師に情報が提供されます。