もっとも初期のステージである前がん状態を発見し、精度の高い手法を用いてがんを阻止するためのリスク評価プロセス、診断およびモニタリングガイドラインの開発とともに、口腔および中咽頭がん/子宮頸がんベンチャーチームは、がんの発症前に疾患を阻害し食い止めるための取り組みを行っています。チームでは現在、これらのがんを阻止するためのワクチンの開発が研究されています。
「世界的に見て、口腔がん、中咽頭がん、子宮頸がんを阻止するための方法はユニークです。口腔がんは、進行期になってから治療を始めるため死亡率が非常に高いがんです。チームでは、口腔がんの兆候を検査し、進行を遮断するための方法を提供できるよう取り組んでいます。」
Gert Scheper, Ph.D.
ディジーズ・インターセプション・アクセラレータ口腔および中咽頭がん/子宮頸がんベンチャーリーダー
口腔がんと中咽頭がんは2009年の部位別がんで第6位であり、世界中で推定500,000人が罹患しています6。米国だけで45,000人以上が毎年診断を受け、5年生存率は50%をわずかに上回る程度です7。治療は放射線、手術、化学療法の併用療法で、進行期では容姿の変形を伴う場合もあります8。さらに子宮頸がんは2012年に女性で4番目に罹患数の多いがんであり、推計527,600人が世界中で新たに診断を受けています9。
7 The Oral Cancer Foundation.Oral Cancer Facts. http://www.oralcancerfoundation.org/facts/.2015年11月にアクセス。
8 The Oral Cancer Foundation.Treatment. http://www.oralcancerfoundation.org/treatment/.2015年9月にアクセス
9 American Cancer Society.Global Facts & Figures 3rd Edition. http://www.cancer.org/acs/groups/content/@research/documents/document/acspc-044738.pdf.2016年1月にアクセス。