糖尿病および腎臓の健康における転換期

腎臓は私たちの体の健康全般を維持するのに重要な役割を果たしています。この豆の形をした臓器は複数の機能を持っていますが、特に重要なのはろ過機能で、尿素などの老廃物の排泄や、体液や電解質のバランスを保つのに欠かせません。したがって、腎臓の健康は誰にとっても不可欠ですが、現在米国では慢性腎疾患（CKD）の成人患者は3,000万人を超えており、ここ10年以上、腎疾患の新しい革新的治療薬はほとんど開発されていません。

CKDの最も多く見られる原因は糖尿病および高血圧です。糖尿病性腎疾患は透析や腎移植を要する末期腎疾患に至ることがあり、糖尿病に伴う心血管死のリスクがさらに高まります。1型糖尿病患者の3人に1人および2型糖尿病患者の半数が、いずれはCKDを発症すると推定されていますが、近年この疾患の画期的治療法は開発されていません。糖尿病性腎疾患は慢性かつ進行性の疾患で、健康全般および生活に深刻な影響を及ぼし、世界的にも地域社会に打撃を与え続けています。これは厳しい現実であり、ヤンセンの腎疾患に関する進行中の研究をさらに強化する必要性が示されています。

今回の腎臓健康月間にあたり、私たちヤンセンとともに腎疾患研究を科学的探究における最重要課題とする取り組みにあらためて注目しましょう。ヤンセンでは、この生命を脅かす糖尿病合併症の克服を最終的に目指す新しい治療メカニズムを追求し、この取り組みを推進しています。

¹ Centers for Disease Control and Prevention.Chronic Kidney Disease Basics. https://www.cdc.gov/kidneydisease/basics.html.Accessed March 2018.

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