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3月は「骨髄腫啓発月間」 多発性骨髄腫患者さんのための「こころと話そうプロジェクト」 3月24日(木)より開始

公開日: 
2022/03/23

ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平、以下「ヤンセン」)は、3月24日(木)、多発性骨髄腫の患者さんを対象とした「こころと話そうプロジェクト」を、血液がんの患者団体の皆さんのご協力の下、開始します。 毎年3月は、骨髄腫啓発月間(Myeloma Action Month)で、骨髄腫の認知向上などを目指し、さまざまな取り組みが行われています。

 

「こころと話そうプロジェクト」は、多発性骨髄腫の患者さんが、日々の生活をどのように過ごしたいのか、またどのようなことを大切にして生きていきたいのかなど、その希望や想いを言葉にし、ご自身の中で明確にすることで、医師をはじめとする医療従事者とのより良いコミュニケーションに役立てていただくことを目的としています。

 

2021年3~4月に多発性骨髄腫の患者さんおよび医師を対象として、ヤンセンが実施した調査1では、多発性骨髄腫の患者さんと医師との治療決定におけるコミュニケーションに関し、患者さんの65%が「医師の意見を取り入れ、自分自身で治療を決定したい」、「医師と一緒に治療を決定したい」または「自分の意見も取り入れ、医師に決定してほしい」という意向があることが明らかになりました。このように、患者さん自身が治療決定に積極的に関わりたいと考えているという姿勢がうかがえました。一方、症状や副作用があっても、患者さんがそれらを医師に伝えられていない主な理由について、医師側は「どのように伝えればよいか分からない(と思われる)から(57%)」、「何を伝えるべきかわからない(と思われる)から(51%)」と捉えていることも明らかになっています。

 

そこでヤンセンでは、患者さんがご自身の希望や意見を明確にし、それを医師をはじめとする医療従事者とのコミュニケーションにも生かせるよう支援すべく、この度「こころと話そうプロジェクト」を立ち上げました。

 

ヤンセンの代表取締役社長である關口修平は次のように述べています。「私たちは、患者さんに対し革新的な医薬品をご提供するだけでなく、患者さんの日々の生活における課題の解決に向け、Beyond Medicine(医薬品の提供を超えて)の考えのもと、さまざまな取り組みを行っております。この度のプロジェクトを通じ、多発性骨髄腫の患者さんと医療従事者とのコミュニケーションの充実に少しでも貢献できればと願っています」

 

「こころと話そうプロジェクト」概要

「こころと話そうプロジェクト」では、患者さんが日々の生活をどのように過ごしたいのか、またどのようなことを大切にして生きていきたいのかなど、その希望や想いを『こころレター』にご自身宛てのメッセージとしてしたためます。メッセージカードは、患者さんが指定した日に、自分宛てに届きます。メッセージを書き、受け取るという体験の中で、自分の大切な想いを見つめ直し、それを周囲に伝え、話し合う重要性についても考えていただく機会を提供します。

 

プロジェクト名
 :  こころと話そうプロジェクト
対象
 :  多発性骨髄腫の患者さん
主催
 :  ヤンセンファーマ株式会社
協力
 :  日本骨髄腫患者の会、特定非営利活動法人 血液情報広場つばさ
「こころレター」実施期間
 :  2022年3月24日~2022年7月31日
「こころレター」のお申し込みなどのお問い合わせ
 :  「こころと話そうプロジェクト」事務局 Tel. 0120-633-255
※平日9時~17時 なお、土日祝日は対応しておりません。

 

※国際骨髄腫財団(International Myeloma Foundation)は、毎年3月をMyeloma Action Month(骨髄腫啓発月間)とし、骨髄腫の患者さんやご家族など、骨髄腫に関わる方たちに良い影響をもたらすよう、社会に広く啓発する活動を行っています。

 

メッセージキット「こころレター」

メッセージキット「こころレター」

 

多発性骨髄腫とは

多発性骨髄腫は、形質細胞が異常に増殖しがん化して骨髄腫細胞になり発症します2,3。治療に対して抵抗性を示す場合を難治性と言い、多発性骨髄腫の場合には、最後の治療から60日以内に病勢進行した場合を指します4,5。また再発は、初回の治療による部分寛解もしくは完全寛解の後に病勢進行した場合を指します6。日本国内における2018年の多発性骨髄腫の罹患数は約7,800人で、2019年の死亡数は約4,400人です7。多発性骨髄腫は無症状の場合もありますが、骨痛や骨折、息切れ・倦怠感、免疫機能の低下、腎障害や血液障害などにより受診し診断されることがあります8

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

本件に関するお問合せ先

ヤンセンファーマ株式会社 コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部

E-mail: [email protected]

 

参考文献

 

  1. 2021年3月22日~4月23日ヤンセンファーマ株式会社実施「多発性骨髄腫の患者さんおよび医師を対象とするコミュニケーションや情報収集に関する実態調査」より
  2. Kumar, SK et al. Leukemia. 2012 Jan; 26(1):149-57.
  3. American Cancer Society. "What Is Multiple Myeloma?" Available at: https://www.cancer.org/cancer/multiple-myeloma.html.... Accessed June 2019
  4. Janssen Research & Development, LLC. A Study to Evaluate 3 Dose Schedules of Daratumumab in Par-ticipants With Smoldering Multiple Myeloma In: ClinicalTrials.gov [Internet]. Bethesda (MD): National Library of Medicine (US). 2000-[cited 2018 March 19].
    Available at: https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02316106?term=smm2001&rank=1 Identifier: NCT02316106.
  5. Janssen Research & Development, LLC. An Efficacy and Safety Proof of Concept Study of Daratumumab in Relapsed/Refractory Mantle Cell Lymphoma, Diffuse Large B-Cell Lymphoma, and Follicular Lymphoma In: ClinicalTrials.gov [Internet]. Bethesda (MD):
    National Library of Medicine (US). 2000-[cited 2018 March 19]. Available at: https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02413489?term=lym2001&rank=1 Identifier: NCT02413489
  6. National Cancer Institute. “NCI Dictionary of Cancer Terms: Relapsed.” Available at: http://www.cancer.gov/publications/dictionaries/cancer-terms?expand=R
  7. 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#a7
  8. American Cancer Society. "Diagnosing Multiple Myeloma From Test Results." Available at: https://www.cancer.org/cancer/multiple-myeloma.html Accessed June 2019.