ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口 修平、以下「ヤンセン」)は、このたび、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:上野 裕明、以下「田辺三菱製薬」)が遅発性ジスキネジアの治療薬として日本で開発を進めている小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)阻害剤MT-5199(一般名:valbenazine;バルベナジン)について、田辺三菱製薬と、コ・プロモーションを実施する契約を2021年11月30日に締結しました。
MT-5199は、田辺三菱製薬が2021年4月、厚生労働省に国内における医薬品製造販売の承認申請を行っています。本契約に基づき、田辺三菱製薬が本適応の承認取得後、ヤンセンが販売を行い、医療機関への情報提供活動については両社共同で実施します。
両社は本提携を通じ、遅発性ジスキネジア患者さんの治療に貢献していきます。
遅発性ジスキネジアは、抗精神病薬などを長期間服用することで起こる不随意運動です。発症機序は明確になっていませんが、ドパミン受容体の感受性増加等が原因と考えられています。症状は患者さんごとに異なり、舌を左右に動かす、口をもぐもぐさせるなど、顔面に主に現れますが、四肢や体幹部でも認められます。重症になれば嚥下障害や呼吸困難を引き起こす可能性があり、重篤な状態になる患者さんもおられます。日本ではまだ承認された治療薬がないため、承認取得後はすみやかに患者さんへ治療薬をお届けしたいと考えています。
ヤンセンは、未だ満たされない医療ニーズに応えることで、患者さんのQOL向上に尽力していきます。
MT-5199について
MT-5199(一般名:valbenazine;バルベナジン)は、神経終末に存在するVMAT2を選択的に阻害することにより、神経終末からのドパミン分泌を可逆的に抑制することで、遅発性ジスキネジアに伴う不随意運動を抑制します。
米国では、Neurocrine Biosciences Inc. (US)(ニューロクライン バイオサイエンシズ社)が、2017年4月に遅発性ジスキネジアを適応症として承認を取得しています。
ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
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ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。
【本件に関するお問合せ先】
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