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ジョンソン・エンド・ジョンソンの1回接種COVID-19ワクチンが、デルタ変異株をはじめとする懸念されるSARS-CoV-2変異株に対して、持続的な免疫応答を示し、 二重の防御メカニズムを引き起こすことを実証するデータが The New England Journal of Medicineに掲載

公開日: 
2021/07/16

本プレスリリースは、2021年7月14 日(米国時間)に、米国ジョンソン・エンド・ジョンソンが発表したプレスリリースを翻訳・編集し、皆さまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。本資料(英文)については、こちらをご参照下さい。なお、本文中には日本未承認薬、未承認適応症に関する資料が含まれています。

 

抗体とT細胞免疫応答がワクチン接種後8カ月間は強くかつ安定して持続
デルタ変異株(B.1.617.2)に対する継続的中和抗体活性

 

ニュー・ジャージー州ニューブランズウィック(米国時間2021年7月14日)- The New England Journal of Medicine(NEJM)に掲載された第1/2a相試験のサブスタディの中間結果によると、ジョンソン・エンド・ジョンソンの1回接種COVID-19ワクチンによって引き起こされた液性(抗体)免疫応答および細胞性(T細胞)免疫応答は、これまで評価されてきた期間である接種後8カ月間は強く安定して持続しています。また、感染した細胞を探し出して破壊する重要なCD8+ T細胞を含むT細胞反応が、8カ月間にわたって持続したというデータも得られました。当社は、この第1/2a相試験のサブスタディのトップラインに関するプレプリント結果を2021年7月1日に発表しました

 

Beth Israel Deaconess Medical CenterのDan Barouch医師(M.D.、Ph.D.)らと共同で実施された本試験のデータは、さらなるブースター接種を行わなくてもB細胞の反応が成熟していることを示唆しています。成熟したB細胞は抗体を産生し、COVID-19の原因となるウイルスの感染力低下に役立ちます。

 

試験結果によると、ジョンソン・エンド・ジョンソンのCOVID-19ワクチンの単回接種により、SARS-CoV-2の野生株(WA1/2020)に加え、デルタ変異株(B.1.617.2)、アルファ変異株(B.1.1.7)、ベータ変異株(B.1.351)、ガンマ変異株(P.1)、エプシロン変異株(B.1.429)、カッパ変異株(B.1.617.1)などの懸念される他のSARS-CoV-2変異株によるCOVID-19疾患に対しても、二重の防御メカニズムが誘導されることが示されました。これらのデータは、8カ月間で中和抗体が増加したことを示唆しており、それに加えて、持続的なT細胞反応が観察され、B細胞の成熟が示唆されています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセン・リサーチ&ディベロップメントのグローバル最高責任者であるマタイ・マメン医学博士は次のように述べています。「これらの査読付きデータは、当社の1回接種COVID-19ワクチンによる、デルタ変異株を含む懸念される変異株に対する二重の防御メカニズムを可能にする持続的な液性・細胞性免疫応答について、さらに深い洞察を与えてくれます。このスタディにより、ワクチン接種後、8カ月の間に変異株に特化した中和抗体が増加し、B細胞反応の成熟を示唆するデータが得られました。さらに、T細胞応答が特に強く、経時的に安定しており、これは、これら変異株に対する活性に重要である可能性があります」

 

最近のデータを総合して、複数の免疫応答の成分を生み出す能力を確認

これらのデータは、以前Natureに掲載された、ワクチンには個人の免疫系の複数の構成要素を引き起こす能力があることを示す証拠や、Natureに掲載された、非ヒト霊長類におけるベータ変異株に起因するSARS-CoV-2感染に対する有効性に関する非臨床データを拡張し、補完するものです。これらの分析結果を総合すると、COVID-19に対するワクチンの有効性は、変異株による疾患を含め、非中和抗体、B細胞およびT細胞の役割に関するより広範な免疫の状況の中で考慮されるべきであることを示しています。

bioRxivに掲載された第3相ENSEMBLE試験の参加者の一部(n=8)から得られた血液サンプルを新たに分析した追加データによると、ジョンソン・エンド・ジョンソンの1回接種COVID-19ワクチンは、最近南アフリカでベータ変異株に対して観察されたものよりも高いレベルで、デルタ変異株に対する中和抗体活性を引き起こしました。

 

第1/2a相試験デザイン(VAC31518COV1001)

現在進行中の第1/2a相多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験は、健康な成人を対象に、ヤンセンのCOVID-19ワクチンの2種類の用量(5x1010または1x1011ウイルス粒子)を単回接種または8週間間隔で2回接種のスケジュールで筋肉内に投与し、安全性、反応原性、免疫原性を評価することを目的としています。本試験は、ベルギーおよび米国の複数の臨床施設で実施されています。

今回のサブスタディの結果は、現在進行中の第1/2a相試験のコホート1bにあたるもので、Beth Israel Deaconess Medical Centerの単一施設において、18~55歳の成人25名が参加し、詳細な記述式の探索的免疫原性試験を実施しました。現在、試験参加者に対し追加の追跡調査を行っています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンのCOVID-19 ワクチン

ジョンソン・エンド・ジョンソンのCOVID-19ワクチンは、AdVac®ワクチンプラットフォームの専有技術を活用しています。この技術は、ヤンセンが欧州委員会に承認されたエボラワクチンレジメンの開発・製造、さらにジカ熱、RSV、HIVワクチン候補の開発にも使用されています。

今回の第1/2a相臨床試験は、米国保健社会福祉省、事前準備・対応担当次官補局、アメリカ生物医学先端研究開発局(BARDA)のその他の取引を行う権限(OTA)の契約番号HHSO100201700018Cに基づく連邦資金によって一部が賄われています。

パンデミック対策に向けた当社の多面的なアプローチについての詳細は、www.jnj.com/covid-19をご参照ください。

 

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ジョンソン・エンド・ジョンソンについて

私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
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ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

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