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ヤンセン、「仕事と病の両立」実態調査で8割以上が「ワークシックバランス」の重要性に共感したことを発表 働く日本人の3人に1人が持病を抱えている

2020/12/11

 

ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、本社:東京都千代田区、以下、「ヤンセン」)は本日、全国の就労中の男女1000人を対象に「仕事と病の両立」に関する実態調査を実施した結果、8割以上が「ワークシックバランス」の重要性に共感しているものの、実際のサポートや体制に関しては、何らかの疾患を抱えている人(375人)とその周囲の人(625人)の間にコミュニケーションギャップがあることを発表しました。

 

「ワークシックバランス」とは、病を抱えながら働く人が、周囲の理解を促しながら仕事と病との調和をとり、病があっても自分らしい働き方を選択できることを目指す考え方です。ヤンセンが「IBDとはたらくプロジェクト」の一環で提唱し、炎症性腸疾患(以下、IBD)という難病を抱えている患者さんが “自分らしくはたらく”ことをもっと当たり前にしていくため、普及に努めています。今回の調査では、持病の有無に関わらず、86%が「これからの時代に必要だと感じる」、83%が「今の時代に合っている」と共感を示しました。

 

実際に、調査において「現在、定期的に通院が必要な持病(医師から診断された疾患)があるか」を確認したところ、働く人の約3人に1人(32%)が定期的な通院が必要な持病を抱えており、「仕事と病の両立」は多くの人にとって身近な課題であることが分かりました。さらに、持病を抱えている人のうち、約半数以上(55%)の方が日常や仕事に影響があると回答しながらも、上司に持病を伝えている人は32%にとどまり、上司や同僚といった周囲の人たちに「自身の病気のことを言いにくい」「サポートを期待できない」という声があがりました。IBDの患者さんにおいては、45%が相談しにくいと回答しました。

 

一方で周囲の人たちも、「どのようにサポートしたらいいか分からない(67%)」「病気について聞いていいのかわからない(67%)」など、約7割の人が疾患に関するコミュニケーションの難しさを課題に挙げました。疾患を抱える職場の仲間をサポートしたいという意識はあるものの、その方法が分からない周囲の人たちが正しい情報を得ることができれば、相互のギャップを埋めることができる可能性が示唆されました。

 

さらに、リモートワークの推進によって、65%が「体調管理がしやすくなった」、58%が「治療と仕事を両立しやすくなった」と回答しており、リモートワークが「ワークシックバランス」の推進において好影響を与えていることも示唆されました。

 

今回の調査を受けて、より多くの方に「ワークシックバランス」の重要性を訴求することを目的に、2020年12月11日(金)から13日(日)に参加型イベントを開催します。本イベントでは、「リモートワーキングロボット」の体験や「トイレットフリーペーパー」の配布を通じて、「仕事と病の両立」を考えるきっかけ作りとIBDの疾患認知向上を図ります。

 

イベント概要について

イベント名 ヤンセンファーマ「IBDとはたらくプロジェクト」
「病気」と「はたらく」のいい関係、ここから。ワークシックバランスひろば
日   時 2020年12月11日(金)~13日(日) 11:00~19:00 ※初日のみ15:30オープン
場   所 二子玉ライズ ガレリア (東京都世田谷区)
入 場 料 無料
内   容

① トイレットペーパー型フリーペーパー

IBDおよびワークシックバランスに関する情報を印刷したトイレットペーパー型のフリーペーパーの展示・配布します。

② リモートワーキングロボット体験
「リモートワーキングロボット」は病気を抱えながらも「自分らしくはたらく」ために、在宅勤務しやすい環境づくりをサポートする自立走行可能なビデオ会議ロボットです。
離れた場所からでも、まるでその場にいるようにコミュニケーションが取れるロボットの特徴を、実際にロボットを操作しながら体験することができます。

③ ワークシックバランスシーソー
ワークシックバランスの考え方を体現する、目を惹くシーソーを設置します。
お子様は乗って楽しんでいただくことも可能です。

④ ワークシックバランスチェック
自身の「ワークシックバランス」を見つめ直すきっかけとなる「ワークシックバランスチェック」パネルを壁面に設置します。

 

「IBDとはたらくプロジェクト」について

2019年5月、NPO法人IBDネットワークおよび難病専門の就労移行支援事業を行う株式会社ゼネラルパートナーズの協力のもと、ヤンセンが立ち上げたIBD疾患啓発活動です。IBD患者さんが、難病を抱えながらも「自分らしくはたらく」ことを後押しするとともに、社会への理解促進を通じて「働きやすい就労環境作り」にも取り組みます。特設サイトはこちらからご覧ください。
https://www.ibd-life.jp/project/

 

IBD(Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)について

IBD (Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)は、主にクローン病と潰瘍性大腸炎を指し、未だに原因が特定されていない国の指定難病です。小腸や大腸の粘膜に慢性の炎症を引き起こし、長期に渡って再燃と寛解を繰り返します。患者数は世界規模で増加傾向にあり、日本には約29万人(クローン病:約7万人、潰瘍性大腸炎:約22万人)いるとされています1。10代から20代の若年層に好発する特徴があります2,3

 

参考文献

  1. 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」2016
  2. 難病情報センター: http://www.nanbyou.or.jp/entry/81.
  3. 難病情報センター: http://www.nanbyou.or.jp/entry/62

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

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