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ステラーラ®、プリ・ガリアン米国賞(PRIX GALIEN USA)、2011年最優秀バイオテクノロジー製品賞を受賞

公開日: 
2011/10/19

ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トゥーン・オーヴェルステンズ、以下「ヤンセン」)は、乾癬治療薬のステラーラ®(一般名:ウステキヌマブ)の開発元であるヤンセン・バイオテク社(米国)が去る9月28日、ステラーラ®がバイオテクノロジー製品分野において、権威あるプリ・ガリアン米国賞2011年最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。プリ・ガリアン賞は、過去10年間に個人と公衆衛生両方に功績のあったバイオメディカル分野の製品を顕彰し、生物薬剤、医療技術の研究開発の顕著な功績を称える賞です。

 

ステラーラ®は、2009年9月に米国において、光線療法または全身療法の対象となる中等度から重度の尋常性乾癬の成人向け治療薬として米国食品医薬品局(FDA)により承認されております。日本ではヤンセンが既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬の効能・効果で、2011年1月21日に製造販売承認を取得し、3月に発売しています。

 

プリ・ガリアン賞は、革新的な医薬品、医療機器の開発に必要な技術研究、基礎研究、臨床研究技術を顕彰する賞で、医薬品・医療機器業界の最も権威ある賞に位置づけられています。当賞は、フランスの薬学者ローランド・メールによって1970年に最初に創設され、米国では2007年9月に授与制度が発足しました。プリ・ガリアン賞米国賞委員会は、ノーベル賞受賞者、主要なバイオ企業の創設者、世界的な生物学雑誌のエディターを含む11人の委員で構成されています。

 
ヤンセン・バイオテク社のロバート・ベイズモア社長は「ステラーラ®は、乾癬などの免疫疾患の治療市場に革新的な治療薬を投入することによって患者の健康に寄与したいという私たちの熱意を現れです。ステラーラ®が生物薬剤の研究開発、そして、なにより重要なことに患者の方々のお役に立てたことが認められたことは光栄の至りです」と喜びを語っています。

 

 

乾癬について

乾癬は、皮膚細胞が過剰に産生され、皮膚の表面に蓄積されることから生じる慢性の免疫性疾患です。赤く鱗屑に覆われた発疹が発生し、出血する場合もあります。推定では、世界の人口のおよそ3パーセントが乾癬にかかっているとされています。そして、そのうち4人に1人は中等度から重度の乾癬と推定されています。

 

ステラーラ®について

ステラーラ®は、乾癬の発症、悪化に関与しているとされるIL-12およびIL-23の働きを選択的に抑えることで乾癬の症状を改善する、新たな作用機序を有する薬剤です。また、生物が作るタンパク質を医薬品として応用した生物学的製剤として、病気の原因物質のみに選択的に働くといった特徴も有します。

  

 

 
我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、中枢神経疾患、疼痛、感染症、代謝疾患が含まれます。患者さんへの貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中のひとびとを支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ヤンセンファーマシューティカル・グループのひとつです。