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「男性の肌」に関する意識調査結果報告 ~女性の人気は「さらさら肌」、あぶら症の男性に携帯電話は貸したくない!~

公開日: 
2004/04/08

米国ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品日本法人、ヤンセンファーマ株式会社(住所: 東京都品川区)は、2004年6月に首都圏在住の20代独身女性309人に「男性の肌に関する意識調査」、30代以上の男性310人に「肌に関する意識調査」をインターネットを通じて行いました。

 

●男性のあぶらテカテカ肌は女性の88%が「不快」、イメージは「不潔」がダントツ!
20代の女性は肌がテカテカしている男性に対して「とても不快に思う(28.2%)」、「少し不快に思う(59.8%)」が合計で88.0%と圧倒的に嫌われていることがわかりました。また、「あぶら症の男性のイメージに最も近いと思われるもの」としては、「不潔(56.6%)」がトップとなり、「働き盛り(11.7%)」と「男らしい(1.6%)」というポジティブなイメージは低い結果となりました。男性の身体的特徴のうち最も好ましくないものとしても「薄毛(8.1%)」、「お腹がでている(24.6%)」を抜いて、「あぶらぽくてテカテカしている(44.0%)」がトップとなり、「恋愛対象として男性を見た場合に最も好ましくないと思うもの」とした場合でも35.6%と、一番になりました。
男性へのアンケートで「男性の身体的な特徴のうち女性からみて最も好ましく思われないのは」という質問では、選択肢の中で「お腹がでている(30.3%)」、「薄毛(9.0%)」を抑えて「あぶらぽくてテカテカしている」が46.5%とトップになり、男性も女性からテカテカ肌が嫌われるという自覚が高いことがうかがえました。

 

●あぶらテカテカ肌の男性、握手より携帯電話を貸す方がいや!
女性への「あぶら症の男性と次の行為を行うと想定した場合、あなたはどう思いますか」という質問では、「絶対いや」と「できれば避けたい」の合計は、「携帯電話を貸す(37.2%、51.1%、計88.3%)がトップとなり、続いて「満員電車で隣合わせる(27.8%、59.2%、計87.0%)」、「同じつり革につかまる(32.0%、47.2%、計79.2%)」、「握手する(16.8%、60.8%、計77.6%)という順になりました。
一方、男性へのアンケートでは、「携帯電話の画面が皮脂でくもるのが気になったことがありますか」という質問にたいして、「自分があぶら症だと思う」人の8割以上の人が液晶画面のくもりが気になっているという結果となり(「かなりあてはまる(50.9%)」、「どちらかというとあてはまる(34.0%)」)、「自分はあぶら症だと思わない」人では、1割程度(「かなりあてはまる(0.0%)」、「どちらかというとあてはまる(10.8%)」)と大きく差がありました。

 

●人気は「さらさら肌」、肌のきれいな中高年男性有名人は田村正和さん!
女性からみた「好ましい男性の肌のイメージ」では、「しっとり(12.9%)」、「つるつる(14.9%)」を抑えて、半数以上が「さらさら(59.2%)」を選び、脂気のない肌が人気でした。また、「肌に触れてもいいなと思う、肌のきれいな中高年男性有名人」では、女性の1割以上が「田村正和」さんの名前を挙げており、「清潔感がある」「汗をかかなさそう」と、「あぶらテカテカ」と対極のイメージがその理由にあがりました。第2位は、俳優の石田純一さん、第3位は、同じく俳優の佐藤浩一さんと長塚京三さんでした。
当事者の男性に自分の肌の状態に近いものを選んでもらったところ、「さらさら」は19.0%と3番目で、一番多いのは「しっとり(29.0%)」、続いて「べとべと(27.1%)」の順となりました。

 

●「男性の肌の清潔感は大切」が女性の7割、男性のスキンケアも9割がOK!
男性の肌の状態について「身だしなみとして肌の清潔感は大切なのできれいな方がよい」と思う女性は71.2%おり、「男性だから気にしなくてもよい(11.7%)」「まったく気にならない(0.3%)」とする女性は少数にとどまりました。最近、男性化粧品も話題となっていますが、「肌の状態を気にしてお手入れをする中高年男性」に対して「大変好ましい(18.1%)」と「好ましい(36.2%)」が半数以上を占め、「特に何も思わない(34.0%)」の容認派を含めると9割近くの女性が男性のスキンケアをOKとしてます。
男性側の実態は、ローションやクリームなど洗顔以外にも何らかのお手入れをしている人は21.3%で、74.2%は、「洗顔以外何もしていない」状態でした。洗顔も1日1回のみの人が36.8%いました。ただし、全体の59.1%の男性が、現在使用中の人も含めて今後男性化粧品を試してみたいとしており、スキンケアに対する関心の高さがうかがえます。女性の男性の肌に対する視線は厳しくなっていますが、男性側の意識も高まっているようです。

 

●あぶら症→フケ症→脱毛症へと進行、男性にとって三重苦の危険!
あぶら症は、肌の皮脂の分泌が過剰になっておきる状態で、それ自体は病気ではありません。しかし、あぶら症の人には、通常肌に生息する菌(常在菌)で皮脂をえさとする菌(マラセチア菌)がなんらかの理由で増殖して、頭部や顔など皮脂の分泌が多い場所に炎症をおこす脂漏性皮膚炎という病気が多くみられるため、日常生活の注意が必要です。脂漏性皮膚炎は、鼻のわきが赤くなって皮がむけたり、頭部に発症するとベトベトしたフケがでることがあります。また、頭部の脂漏性皮膚炎が進むと、皮脂が毛孔につまって毛が抜けやすくなるため、脱毛の原因にもなります。あぶら症でフケが気になる方は、早めに皮膚科専門医の診察を受けることをおすすめします。

 

●脂漏性皮膚炎の対処と治療
 脂漏性皮膚炎になってしまったら、日常生活では次のことに気をつけましょう。

  1.皮膚を清潔に
  できれば毎日入浴し、低刺激の石鹸(シャンプー)を使って、ていねいに病変部(頭部)を洗浄(洗髪)します。ただし、強くこすらないようにします。入浴後は、病変部には外用剤、その他の部位には保湿剤を使用します。また、ふだん、病変部を掻かないように注意します。

  2.食生活に注
  (1)多くのビタミンは欠乏すると皮膚症状があらわれますので、とくにビタミンB群を多く含む食品を積極的にとるようにします。

  (2)皮脂分泌を高めたり、皮膚に影響を与えるような脂肪分、糖分が多い食品やコーヒー、 アルコールはとり過ぎないようにします。

  (3)便秘にならないよう、規則正しい食事をし、食物繊維の多いものをとるなど気をつけます。

  3.ストレスを避ける
  ストレス、過労(睡眠不足)などは症状悪化の原因になるので、規則正しい生活を心がけ、十分睡眠をとるようにします。脂漏性皮膚炎の治療には、塗り薬と飲み薬があります。塗り薬では、外用抗真菌剤、外用ステロイド剤、飲み薬としては抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などがあります。脂漏性皮膚炎の原因にマラセチアという 真菌が関わっていることが多いため、直接的な治療としては、原因菌であるマラセチアに作用する外用抗真菌剤の効果が認められています。いずれの薬も病医院での処方が必要です。ヤンセンファーマは、脂漏性皮膚炎の治療に使われる外用抗真菌剤を提供しています。ウェブサイト(www.fukesyo.jp)で、フケと脂漏性皮膚炎のケアと治療法に関する情報を提供しています。